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2013年12月21日 (土)

下痢や便秘を伴う過敏性腸症候群(IBS)

過敏性腸症候群(IBS)
かびんせいちょうしょうこうぐんあいびーえす

過敏性腸症候群とは

下部消化管の機能異常である過敏性腸症候群(IBS)は、
人口の10~20%に認められ、その約10%が患者として医療機関を
受診するといわれる頻度の高い疾患です。

本症は、とくに思春期に好発する慢性疾患であり、
壮年期を過ぎて発症することはまれなようです。

 また日々のストレスで悪化しやすいことも知られています。
脳腸相関といって、ストレスがかかると腸の運動だけでなく、
脳波にも異常が出現したり(福土ほか、2002)、軽度ですが
炎症も関与しているともいわれはじめており(サイトカインなどを通して)、
こういったサイトカインが情動行動にも関与している(乾、2001)ようです。

過敏性腸症候群の症状 

過敏性腸症候群は、腹痛(排便によって改善することが特徴です)と
便通異常(下痢型、便秘型、および下痢便秘混合型)を主体とする
消化器症状が持続するのが特徴です。

しかし体重減少をきたすことはほとんどなく、もし体重減少を認めれば
悪性疾患を含むほかの器質的疾患の鑑別診断が必要です。

消化管症状も下痢や便秘、腹痛などの下部消化管だけでなく、
嘔気(おうき)、げっぷ、胸やけなどの上部消化管症状が
出現することもあれば、頭痛、頻尿(ひんにょう)などの
全身症状を伴うことが多いようです。

これはIBSにおいては、腸管のみでなく全身の平滑筋の機能異常を
伴っているからです。また臨床症状はストレス状況下で増悪することが特徴で、
抑うつ、不安などの精神症状が多く、身体症状や排便状況にまつわる不安や
恐怖も特徴的にみられます。便通異常を訴えながらも、
実は放尿の音や臭いに対するこだわりが強く、
場合によっては妄想的なほどの社会恐怖に至るものもあります。

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